ダイナセット作成時のオプション(重要)

指定したSQL SELECT文とオプションから、OraDynasetオブジェクト(ダイナセット)を作成します。

この時にCreateDynasetメソッドに付けるオプションがパフォーマンスに影響を与えます。

詳細は「Oracle Object for OLE ヘルプ」のhelpを参照してもらって、 ここでは必要最小限をします。

※ ダイナセット = レコードセット
※ 詳細はヘルプファイルの「CreateDynasetメソッド」を参照。

 

[使用方法]

Set oradynaset =oradatabase.CreateDynaset(sql_statement,options,SnapShotID

 

  1. sql_statement :
    Oracle SQL文
  2. options :
    今回、パフォーマンスに影響する部分です。
    1. ORADYN_DEFAULT(値:&H0&)
      使用禁止とします。
      理由:VisualBaisicモードで動作する為です。
      VisualBaisicモード
      オラクルの項目でのデフォルト設定を無視して、NULLをセットする。
    2. ORADYN_ORAMODE(値:&H10&)
      必須指定。
      理由:Oracleモードで動作する為です。
      VisualBaisicモード
      未設定のオラクルの項目はOracleのデフォルト設定がセットされる。
    3. ORADYN_READONLY(値:&H4&)
      ダイナセットを読取り専用にする。
      更新処理が無い時に指定する。
      15%程早くなるらしい。
    4. ORADYN_NOCACHE(値:&H8&)
      ダイナセット用のキャッシュを作成しない。
      短所は、1行に対して一度しか読めない。
      長所は、パフォーマンスが上がる。
      3%程早くなるらしい。
  3. SnapShotID :
    オプションは特に指定不要です。

 





上記の「ORADYN_READONLY + ORADYN_NOCACHE」で約20%程、パフォーマンスが上がります。

%数値はオラクル公開資料より。

但し、私の過去の経験で最大3分の1に処理時間が短縮した事がある。

 

OO4Oコーディング標準(VB)

初期登録日: 2003年11月12日

最終更新日: 2008年01月26日

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